「うちには、強みがない」の中に、
強みはある。
初回の打ち合わせで、いちばんよく聞く言葉があります。
「うちには、これといった強みがないんです」。
けれど、この言葉が出てきた会社に本当に強みがなかったことは、一度もありません。
強みは「当たり前」の顔をしている
長く続けてきた仕事ほど、本人の中では「普通のこと」になっていきます。ある製造業の方は、こう言いました。「急ぎの注文に対応するくらい、うちみたいな規模ならどこでもやってますよ」。でも発注する側から見れば、「急に頼んでも、嫌な顔をせず間に合わせてくれる」ことは、その会社を選び続ける理由そのものです。
強みが見つからないのは、強みがないからではありません。
強みを「外から見ないと見えない場所」に置いてあるからです。
「すごいこと」を探すから、見つからない
強みという言葉を聞くと、多くの方が「業界で一番」「特許がある」「受賞歴がある」といった、大きなものを思い浮かべます。その物差しで探せば、ほとんどの会社は「強みがない」ということになってしまいます。
けれど、お客様が選ぶ理由は、もっと小さくて具体的です。電話がすぐつながる。ずっと同じ人が担当してくれる。できないことは、できないと正直に言ってくれる。選ばれる理由は、日々の仕事の中にすでにあります。ただ、言葉になっていないだけです。
私たちが最初に聞くこと
だから私たちは、「御社の強みは何ですか?」とは聞きません。代わりに、こんな質問をします。「お客様から言われる『ありがとう』で、いちばん多いのはどんな内容ですか?」「長く続いているお客様は、なぜ他社に変えないのだと思いますか?」
感謝の言葉は、強みの在り処を示す地図です。本人が「当たり前」と思って素通りしてきた場所に、お客様だけが気づいていた価値が残っています。それをひとつずつ言葉にして、「誰に、どう伝えるか」まで整理する。ここまでやって、はじめて「強み」は、チラシにもホームページにも使える道具になります。
強みは、作るものではなく、掘り出すもの
私たちの仕事は、ない強みを飾り立てることではありません。すでにある強みを掘り出して、伝わる言葉に整えることです。
もし「うちには強みがない」と感じているなら、それは強みがないのではなく、まだ言葉になっていないだけです。そしてそれは、外から見る誰かと一緒なら、必ず見つかります。
「それでもうちには強みがない気がする」も、立派なご相談内容です。
一緒に言葉にするところから始めます。
60分・無料・オンライン対応可。後日、整理メモ(A4 1枚)をお送りします。